英語バカにすんな

TL;DR

英文を雑に読んでる人は翻訳しないでください

精読の必要性について

例えば英文解釈教室 改訂版 p.7を引用した次の文の 主語述語についてわかりますか ?

My father, from a view of the expense of a college education, which having so large a family he could not well afford, and the mean living which many so educated were afterwards able to obtain, altered his first intention about my education.

英文が長過ぎる? だから僕は"訳"ではなく主語述語だけといったのです。翻訳してなくても主語述語を抜き出すだけなら赤ん坊でもできますよ(嘘

できましたか? 答えは My fatherが主語、 alteredが述語です。havingやafford、educated、were、obtainなど動詞がたくさん出てきていますがどれも文の主語ではありません。それらは分詞、節内の述語です。

いかがです? 主語述語すらわからなかったあなたは 精読の基礎の基礎の基礎すらできてません 。猛省してください。

主語述語なんてわからなくても訳せると言ってる昔の僕みたいな人は何もわかってない。 英文の基礎は主語と述語です 。他の要素は二の次です。勘に頼って覚えた単語を適当につなげただけでは上のような ちょっとむずかしい 英文は訳せません。

精読と翻訳

精読ができてないのに翻訳をするというのは正直迷惑です。「だいたいのニュアンスが伝わればいいじゃん」と言ってる人はほんとに 翻訳しないでください 。僕はあなたのクソな和訳なんか読む暇があったら原文を読みます。

翻訳はを原文を日本語で読めるようにしたもの」です。「原文のニュアンス」を日本語で読めても何も嬉しくありません。それは翻訳ではなくあなたの創作、作文です。

事の経緯

とある翻訳記事を見て 大学試験レベル の英文すら翻訳できてなくて流石に怒りました。もちろん僕は英語に関しては専門家でもなんでもありませんし、専門家からしたら下の下の下です。しかし、 そんな僕ですら明らかに間違えていると気がつくような誤訳はしないで欲しい です。

反省したら

この記事を見て反省した人は ポレポレから初めて英文解釈教室5周してください。僕は5周しましたよ。

和訳記事が大嫌いな理由

ここ最近Qiitaをはじめ随所で和訳記事を見かけます。しかし、僕は基本和訳記事を信用してません。理由は一つだけです。

精読してないのに和訳してるからです。英語の授業で一切触れないけど大学入試では必須スキルとして要求されている精読です。これができてないのに和訳してる人が多すぎです。

精読なしで和訳すると訳元記事の「ニュアンス」しか伝わりません。僕は「ニュアンス」を知りたいのではないです。

精読が必要な理由

単純明快で精読していると英語記事の内容がそのまま日本語になるからです。精読なしで単語を適当に繋いだだけでは100%誤訳です。

「は?I have a penは適当に繋いでも私はペンを持ってます、でちゃんと訳せるじゃねえか」といってるあなた。バカですね。そんな程度の低い英語の和訳記事読みたい人がどこにいますか。僕は「英語でも読めるけど時間かかるし集中力使って疲れるから日本語で読みたい」んです。程度の低い和訳記事読みたいわけじゃないんです。

精読学習法

精読なんて学校で習ってないしできない、と思ってる人に朗報です。精読の本は「ポレポレ」や「英文読解の透視図」、「英文解釈教室」とかいろいろあります。今挙げたのは全て良書と呼ばれてます。特に英文解釈教室はレベルは高いですが5周したら読めない英文はまずないです。

まとめ

ほんと精読してください。頼みますよ。