世界一わかりやすい!麻雀講座

世界一(比較を用いた形容詞的表現)

麻雀とはどういうゲームか

プレイヤー同士が点数を奪い合うゲームです。アガった数を競うゲームではありません。点を奪われないように立ち回ることも多々あります。もちろん奪えそうな時は奪いにいきます。

ゲームの流れ

簡単に言うと

  1. 4人集めます。
  2. 牌(あの四角い小さいなんか書いてあるやつ)を配ります。
  3. 反時計回りに、牌を山から取ってきます。
  4. もし、アガれるならアガります(アガる方法は後述)。アガらなくてもかまいません。
  5. アガったらそのゲームは終わりで、牌を配り、繰り返します。
  6. アガらないなら、1枚自分の手持ちから牌を捨てます。
  7. 山がなくなったときアガった人がいなかったら、そのゲームは流れます。
  8. また牌を配り、繰り返します。
  9. 最終的に点数で順位をつけます。

こんな流れです。トランプと同じくらいの難易度で全然難しくないですよね。

詳しい流れは次回以降に。

麻雀で出てくる牌の種類

麻雀で出てくる牌は「萬子(マンズ)」、「筒子(ピンズ)」、「索子(ソウズ)」、「字牌(ツーパイ)」の4種類です。名称はまだ覚えなくていいです。そのうち覚えられるので。

「萬子」、「筒子」、「索子」は数字が書いてある牌(数牌といいます)で、字が書いてあるのが「字牌」です。

アガり方

麻雀でアガることを「和了る」と書きます。読みは「アガる」です。以下「和了る」と書きます。

麻雀では和了れる手牌(持っている牌のこと)の形が3種類あります。が、2種類は例外の事なので実質1種類です。まずこの1種類を覚えてもらいます。

和了れる手牌の形

麻雀で和了れる手牌は「4面子1雀頭」の形です(例外の2つはのちほど)。

面子(メンツ)とは3枚一組の牌の組み合わせです。面子にも3種類あり、それぞれ順子(シュンツ)、刻子(コーツ)、槓子(カンツ)があります。

ちなみにメンツが集んねーとかのメンツの語源ですね。

順子は「順」番になってる牌3つです。例えば1、2、3という風に。ただし、8、9、1のようにはなりません。

また、萬子なら萬子で、筒子なら筒子で3つ順番となってなければなりません。萬子の1、筒子の2、萬子の3の組み合わせは順子となりません。

ちなみに、字牌で順子は作れません。「東」、「南」、「西」で順子というルールはありません。なりそうですけどね。

刻子は同じ牌が3つとなった組です。数牌なら、同じ種類、同じ数字でなければなりません。

槓子は同じ牌4つの組です。もちろんこれも数牌なら同じ種類、同じ数字でなければなりません。

雀頭は同じ牌2つのものです。これも数牌なら同じ種類、同じ数字…ってしつこいですね。

これで麻雀で和了れる手牌の形がわかりましたね。

待てよ?槓子アリだと4面子1雀頭にするには1枚足りないぞ?と思ったあなた、スルドい。後で解説するのでご安心を。

ちなみに残りの例外2つ

残りの例外2つはこんな感じです。

七対子は手牌が「7つの対子」という形です。対子(トイツ)というのは同じ牌2枚の事です。

(対子=雀頭ではなく、対子が雀頭になれる、という感じです。雀頭は役職名みたいな感じです)

国士無双は「萬子、筒子、索子それぞれの1、9と字牌を全種類1枚ずつ + 今挙げた種類からもう1枚」 で作る手牌です。つまり1、9牌と字牌のうち1種類が雀頭で残りは1枚という手牌です。

どちらも覚えやすい形ですよね。

ツモとロンとは

さて、いよいよ初心者だとコケそうな、ツモとロンの違いについてです。

と言っても実は「ツモる」という語がわかれば自然と理解できます。

ツモるというのは山から牌を取ってくることです。そして、ツモった牌で和了ることを「ツモ」といいます。

ロンは、自分以外のプレーヤー(他家(ターチャ)といいます)が捨てた牌 + 自分の手牌で和了ることです。

ここで「鳴く」についても説明します

さて、ロンの話が出たのでついでに「鳴く」についても説明します。

鳴くというのは「ポン」「チー」「カン」という例のアレのことです。

まずポンとチーから説明しますね。

ポン、チーどちらも「他のプレーヤーが捨てた牌 + 自分の手牌」で面子をつくることです。

ポンは「他家(他のプレーヤー)の捨てた牌 + 自分の手牌」で刻子(同じ牌3つ)を作ることです。

チーは「上家(自分の左側のプレーヤー)の捨てた牌 + 自分の手牌」で順子を作ることです。

これだけです。

カンとは

そしていよいよカンです。実はカンは漢字では「槓」と書きます。つまり、「槓子(カンツ)」を作ることです。

カンには3種類あり、暗槓、大明槓、加槓の3つです。

暗槓は自分の手牌に同じ牌が4枚あるときに宣言し、槓子を作ります。

大明槓は「他家が捨てた牌 + 自分の手牌の中の刻子」で槓子を作ります。

加槓はポンで作った刻子にツモった牌を加えて槓子を作ります。

さっきまでの「4面子1雀頭できないじゃん!」という疑問が、ここで解消されます。カンすると、自分でもう1枚ツモるのです。つまり他家よりも手牌が1枚多くなります。だから「4面子1雀頭」になります。

上で「4面子1雀頭」と言い、枚数を明言しなかったのは槓子があると手牌の枚数が増えるからです。

麻雀は和了狙いで居ては勝てない!

先も書きましたが、実は麻雀は「和了すればいい」ゲームではありません。「高得点を狙う」ゲームです。

何が違うのかというと、ポイントは「ツモとロン」、「流局」です。

麻雀で点数を奪う、奪われる行動

麻雀では「和了する」もしくは「流局になる」ことで点数が移動します。

AさんがBさんの捨てた牌でロン和了したときは、BさんがAさんに点数を払います。

Aさんがツモ和了したときは他のプレイヤー全員がAさんに払います。

流局したときはやや特殊です。流局したときにテンパイしてた人にテンパイしてなかった人が支払います。

例えば3人がノーテンで1人がテンパイであれば、3人はそれぞれ1000点をテンパイしていた1人に払います。2人がテンパイ、2人がノーテンならノーテンの2人がそれぞれ1500点出し、テンパイした2人が1500点ずつもらいます。

つまり、ノーテンの人は「3000点÷ノーテンの人数」だけ払い、テンパイした人は「3000点÷テンパイした人数」だけもらえます。

もし全員がテンパイ、もしくは全員がノーテンなら点数は移動しません。 (WIP)