substep を覚えるより前にやるべき(と個人的に思ってる)細かなPLLのテクニックを上げていきます。
始めに
著者は ao5sub13 程度の実力です。また、主観が大いに混じっています。
さらに、この記事に書いていることはどれも当たり前のことです。今回はそれをあえて言語化してみようという趣旨です。
目次
- そもそも: 手順を洗練させる
- どのAUFが来るのかをPLL開始時に意識する
- 判断と手順の開始のラグをなるべく削る
- 対面色、隣接色を使って判断する
手順を洗練させる
これは結構重要です。例えば、右手親指をD面、F面、U面のどこに置いて回し始めるか、Uを右手と左手のどっちのどの指で回すのかなど、回し方をとにかく検討してみましょう。回す指を変えるだけでもグッと回しやすくなり得ます。ちょっとでも回しづらいと思ったPLLは何度も検討して、回しやすくなるまで改善しましょう。これだけでも結構違います。
どのAUFが来るのかPLL開始時に意識する
これも結構重要です。
例えばこの画像から Jb perm (R U R' F' R U R' U' R' F R2 U' R' (U'))を回すとAUFはどうなるでしょうか?
答えは R U R' F' R U R' U' R' F R2 U' R' U になります。
僕はこの手順を回す時、まず FRU をみます。このJ perm では R U R' F' R U R' U' R' F R2 U' R' まで回すと必ず FRUの色(今回は赤)がF面にきます。
そのため、FRU の色が分かれば AUF を開始時に判断できます。
他の PLL でも同じことが言えます。特に手順の最後に AUF がない手順は判断が簡単なので、PLL開始時に AUF まで意識してみてください。
判断と手順の開始ラグをなるべく削る
PLLはどれを回すか判断が必要なので、手順を確定させるまでに一瞬間が空きがちです。手順開始までにラグが発生しないように、「このPLLだ」と思った瞬間に回し始める意識づけをしましょう。先読みができるできない以前にここが意識できてなければいけません。
対面色、隣接色を使って判断する
PLLは Last Layer の色だけで判断できるようになりましょう。PLL は下二段の色を無視してLLだけで判断することができます。特に対面色の関係、隣接色の関係は PLL の判断で重要です。対面色と隣接色の関係については他の場面でもかなり出てきます。しっかり配色を頭に叩き込みましょう。